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だるてんびーびーえす


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今日のカフカ 投稿者:チイ 投稿日:2017/10/21(Sat) 16:33 No.2259  
cat.gifしたがってもし、ヨゼフィーネはうたうのではなくてただちゅうちゅう鳴いているだけである、そればかりかひょっとすると、少なくともわたしにはこう思われるのだが、ごく普通のちゅうちゅう鳴きの域すらほとんど出ていない、というのか真実だとしたら、いやそれどころかひょっとすると、ありきたりの土方鼠でも一日中、仕事をしながらやすやすとちゅうちゅう鳴きをやってのけるのに、彼女の力はこのごく普通のちゅうちゅう鳴きにさえ十分でない、もしこういったことすべてが真実だとしたら、たしかに、芸術家であるというヨゼフィーネの言い分は否定されるわけだが、しかしそのときにはますますもって、彼女が大きな影響力をもつのはなぜか、という謎が解き明かされねばならないだろう。


ちゅうちゅう! くま - 2017/10/22(Sun) 16:01 No.2260  

bear.gifひょっとすると、わけがわからない。


Re: 今日のカフカ おちあい - 2017/10/23(Mon) 21:29 No.2261  

panda.gifひょっとすると、なんかちょっとわけわかったかも。
一から読んだときは、まったくわけわからなかったんだけど。


今日のくまさん 投稿者:チイ 投稿日:2017/10/08(Sun) 23:00 No.2256  
cat.gifみんなで井の頭公園を歩いていた
落合さん「今、正津勉がいた」
チイ「だれそれ?」
落合さん「詩人」
チイ「へー知らない、どこにいたの?」
落合さん「自転車乗ってすれ違った」
くまさん「そうなんだ、まだ生きてるの?」


Re: 今日のくまさん くま - 2017/10/08(Sun) 23:19 No.2257  

bear.gifうっわ。ひどいわー、自分。でもさでもさ直前の落合さんの発言を聞き逃した可能があるんだよ。しょうゆじゃなくてしょうずかぁ、正津って書くのかぁ、字面は見覚えあるようなないようなぁ、のほうにひっぱられて。あ!なんかいろいろ考えてる人みたいじゃない⁉


Re: 今日のくまさん カルロス - 2017/10/09(Mon) 08:51 No.2258  

mory.gif画像検索して見たけどあれが正津勉か。たしかにすれ違った。呑み友達の大学の先生に雰囲気が似てたから覚えてる。


今日の小説トレーニング 投稿者:チイ 投稿日:2017/07/17(Mon) 22:50 No.2244  
cat.gif「そう遠い昔の話ではないんですがね、私の母の故郷では男と女が逢引するのは決まって陽が落ちた後の真っ暗な森の中だったんです。」
どこの国の話か知らないが、闇の中で息を潜めて身ごもった子が、騒々しい音量で話すこの男になって目の前にいた。いや、夜の森の中はけっこう騒々しかったのかもしれない、辺り一面に充満している蟋蟀の鳴き声にいったん気づくと、その中に少し離れた湿地で蛙が喉を鳴らす音や、蛇が地面を這う時に雑草を掻き分ける音が混じっている。時折、吠えザルの甲高い声がこだましたかと思うと、獰猛な野獣の唸り声とともに、根の腐った大木が薙ぎ倒れる音が森中に響いた。突風が吹きぬけると葉が塊となって動き、一瞬月の光が、女に覆いかぶさって揺れる男の背中を照らした、真っ黒な背中は汗で光った。髪の毛の間から滴ってくる汗が目に入り、目を開けていられなかったが、開けたところで一瞬の月の光では女の顔も、周囲も判然としなかった。女にも男の表情は見えなかった、最初のうち顔に落ちてくる男の汗だと思っていた水滴の量が増したように感じると、辺りの地面にも一斉に大粒の雨が突如降り注いだ。女は自分の体の上に乗っている男の顔すらすでにおぼろげになっていたが、この男の子供を身籠ることになることは確信した。


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/07/29(Sat) 20:49 No.2245  

cat.gif母親と思われるこの女は1人で息子を育てたのだろう、今であれば所謂シングルマザーだ。しかし、女は父親が必要と思っていなかったし、それは息子も同じだった。息子は母親に名付けられのか定かではないが、気がついたら マサルと呼ばれていた。記憶の中で、マサル、マサルと呼んでいる声の主はいつも母親だったが、母親の声がマサルの頭の中でしか鳴ることはなくなってからは、本当のところ、自分をマサルだと証明してくれるものは、記憶の中で鳴る母親の声だけになった。
「これが五歳の時のわたしです」と言って色褪せた写真を渡された。煉瓦積みの外壁の前で、マサルが立っていた。マサルの上には、真っ赤な花をたくさん咲かせた木が生い繁っていた、その木は幹の下半身を壁の向こう側に隠していた。わたしは壁の向こう側に建てられた二階建ての家にも興味をもった。この家と外壁はほとんど密接しているかのように見える、しかし、赤い花を咲かせている木は家と外壁の間から伸びているのだから、その間には木の幹の直径分の距離があるのだろう。


Re: 今日の小説トレーニン... くま - 2017/07/30(Sun) 19:00 No.2246  

bear.gifこっ、この家は!


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/08/12(Sat) 17:56 No.2247  

cat.gifそう、あの写真の家です
マサルはトモ君じゃないからご安心ください笑


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/08/13(Sun) 21:06 No.2248  

cat.gif「これが五歳の時のわたしです」と言って色褪せた写真を渡された。煉瓦積みの外壁の前で、マサルが立っていた。マサルの上には、真っ赤な花をたくさん咲かせた木が生い繁っていた、それは見るからに猥褻な赤さだった。マサルはこの場所が気に入っていたから、よくここで写真を撮ったという。外壁の向こう側に建っている二階建ての家は、マサルの住み家ではない。
「娼家のような造りの建物ですね」とわたしは言った。
すると、隣に座っていた女性が「あなたは何にも知らないんですね、そんなものは50年も前にこの国からは消されてしまって残っていませんよ。急な法改正で決まったんです。それに、マサルさんがそんな歳に見えますか?」と言った。
マサルは何も話さなかった、肌が浅黒く、南米系の顔立ちをしていたが、よく見ると少年のようなあどけなさもあり、年齢不詳だった。隣の女性の方は、おそらく40代後半くらいだろうか、耳にかけられた髪の毛の束に白いものが混じっていた。
これは後になってわかったことだが、実際はこの二階建ての家は、間違いなく娼家だったのだ。マサルはこの中年の女性に本当のことを話していなかったことになる。だいたい、この女性もいい加減なものだ、50年前の話を自分が見てきたかのように話したが、おそらくこの女性も生まれてなかっだたろうし、仮に生まれていたとしても記憶も定かではない幼児だったに決まっている。
この二階建ての家には、いつも複数の女性とその客と思われる男達が入れ替わり立ち替わり出入りしていた。女に誘われてこの建物に入っていくのは、なぜか決まって痩身の気弱そうな男たちばかりだった。マサルはそれを電信柱の陰からいつも眺めていた。しかしマサルが眺めていたのは男たちではなかった、男たちとは対照的に色鮮やかな服装に身を包んだ女たちだった。


Re: 今日の小説トレーニン... くま - 2017/08/19(Sat) 19:50 No.2249  

bear.gif建物がなくなると同じ土地にあった木も植物もなくなって何十年もそこにあったのにと思う。電信柱も地中に埋まっていくようだし電柱が記憶にない人もでるだろうなあ
近所の和風家屋に外国人が暮らしていて、家の周りぐるっと植物を育てていて特にトケイソウが垣根一面にわたって見事でよくホースで水やりしてる姿を見るんだけど、草木好きのウチの大家さんも外国人はガーデニング熱心だねえと感心して、一緒にうなずきあったりしたあと「あんなに水やって家くさんないか心配」と日本家屋を思いやってそれは思いもつかなかったと思った


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/08/27(Sun) 09:54 No.2250  

cat.gifむかし、映画の撮影で使わせてもらった、ドイツ人の家を思い出した
その人、武蔵美だか多摩美の先生だったんだけど、やっぱり古い日本家屋を自分で改造して住んでた 変な人だったな


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/08/27(Sun) 15:12 No.2251  

cat.gifマサルは学校から帰ると友達と遊ぶこともなく、真っ先にこの二階建ての家に向かった。そして、2、30メートルほど離れたところにある空き家の入り口に腰かけて、暗くなるまであの建物を眺めていた。マサル自身いつからこんなことを始めたのか、何がきっかけだったのか覚えていなかった、というか考えたこともなかった。学校に友達があまりいなかったのは確かだが、そういった因果関係を考えるのはたいてい、教師や他の子供たちの親、つまり大人たちだった。だが、二階建ての家の女たちはそういう大人たちとは違っていた。
マサルは、女たちを待っている間、地面に絵を描いた。初めのうちは、空き家の玄関の地面、せいぜい2メートル四方の領域に描かれていた絵は、あっという間にその領域をはみ出して、塀の内側から外側へ、それでもおさまらずに道路にも広がっていった。その道路はもちろんあの二階建ての家にも通じていたので、何年かかるかわからないがあの二階建ての家の壁にもマサルの絵は広がっていったかもしれなかったが、そんなことはマサルの頭には浮かばなかった。マサルの想像力は時間軸ではなく目の前の地面にのみ向いていた、まるで郵便配達人シュバルのようね、と声をかけられて顔を上げると、辺りはすでにじんわりと青みがかった空気に包まれていた。落ちかけた夕日の橙色と混じり、鈍色に染まった夕空を真っ黄色の蝶が何匹も舞っていた、よく見るとそれは女が着ていたワンピースに刺繍されて動くことがない模様だった。さっきまで響いていたはずの蝉の声は鳴り止み、自分の心臓の鼓動が聞こえてしまうのではないかと思うほど静かだった。目の前の地面に絵を描くことだけにあまりに集中してしまったため、時間が止まってしまったのかと不安になった。女の表情は夕日の逆光の中ではっきりとは見えなかった。しかし、いま目にしたこの光景はいつか自分が描かなければいけないものだと決められた、そんなふうに思ったのは後にも先にもこの時だけだった。


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/09/03(Sun) 12:56 No.2252  

cat.gifマサルがこの日に出会った黄色い蝶のワンピースの女は、ヒサ子と呼ばれていた。もちろん本当の名前ではないかもしれなかったが、それはマサルの知る由もないことだった。そう、マサルが写っているあの写真を撮ったのもこのヒサ子だ。ヒサ子は、明るく気さくで皆から好かれていたが、いつからこの家に出入りするようになったのかは誰も知らなかった。ヒサ子は、マサルが絵を描いているのを見るのが好きだった。ある日にはただの染みのようにしか見えなかったものが、別の日には今にも飛びかかってくるかのような獣に変わっていた。そんな時、ヒサ子の耳には、獣の唸り声がはっきりと聞こえた、いやそんなはずはない、ただの空耳だろうと同僚の女たちには笑われたが、ヒサ子は本気だった。自分自身がマサルの絵の中に入り込んでしまったのか、マサルに描かれた生き物たちが現実に飛びし出してきてしまったのかヒサ子には判断できなかった。しかし、それは確かにヒサ子の耳には聴こえた、ギィイィグゥウオというかつて聴いたことのない音、それが獣の口から発せられたものなのか証明しようがなかったが、ヒサ子にとっては証明すること自体馬鹿げた真似だと思うほど獣は目の前にいたのだ。マサルは間違いなく画家になるに違いない、それをいくら本人に伝えようとしてもマサルにとっては胃国語を話されているかのように意味がわからなかった。おそらくマサルは画家という存在を知らなかったのだ。


Re: 今日の小説トレーニン... くま - 2017/09/15(Fri) 10:44 No.2253  

bear.gif電車の中。通して読んでみた。意外と落ち着いてなかた。カラフル感じが広がる。


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/09/17(Sun) 22:28 No.2254  

cat.gifありがと 意外と落ち着いてないていうのが嬉しいです 続きも結構先までいってるんだけど、この先は不正な投稿らしく受け付けてもらえなくなったわ笑

昨日、カフカセレクション1のなかに収録されてる、村の学校教師というのを読んだら、あまりのバカバカしさに吹き出した
前にも読んだはずなんだけど、こんなに面白かったとは また今日のカフカします


Re: 今日の小説トレーニン... くま - 2017/09/25(Mon) 06:51 No.2255  

bear.gif続き、あるのに読めない⁈ がーーん
気まぐれな判断ってないか、不正な投稿規制…


今日の保坂和志 投稿者:チイ 投稿日:2017/04/08(Sat) 10:55 No.2237  
cat.gifああ、でもなんか、盗った夏ミカンを持たされて隣のうちに謝りに行ったような情景がいまうっすら浮かんできたから、盗ったのかもしれないですね。話したいのはそこがちょっとした雑木林みたいだということ、夏ミカンを取りに入っていってもその家は三、四十メートルはゆうに離れてるから見つからなかったということ、そこにあるとき乳飲み児を抱いた若い女の人が住みついたんです。


Re: 今日の保坂和志 くま - 2017/04/09(Sun) 19:10 No.2238  

bear.gifこれを読んでたから電車に乗り間違え豪徳寺に遅れたんだ


Re: 今日の保坂和志(こん... おちあい - 2017/04/09(Sun) 21:13 No.2239  

panda.gif人間あるいは人間的なものをめぐって
1
もう一年ちかく前になるが、下北沢の平日であまり人通りのない裏道を歩いていると、開いた木戸の前に小柄の女性に手をひかれて猿が立っていた。
猿は女性の腰くらいの背丈で、背中の丸まった老人のような風情で、どんより曇った冬の空を見上げていたのだが、このときに受けた経験したことのない感覚―というよりももっと整理されていない心の段差あるいは切断のようなものを、僕はこの光景をみていない人に言葉で伝えられると思えない。


Re: こんな夜に(つづき) おちあい - 2017/04/09(Sun) 21:36 No.2240  

panda.gifたぶんニホンザルだろうその猿は一目瞭然、猿なのだが、女性に手を握られて空を見上げている姿は人間と質においてまったく同じものだった。犬や猫でもこちら側に少しの思い入れさえあれば、物思いに沈んでいるように見えたり、さびし気に見えたりするけど、そういう四足動物と比べて猿は顔のつくりや胴と四肢の組み合わせが人間と同じために、仕種や姿勢の意味しているものが人間と同じに見える。


Re: こんな夜に(つづき)... おちあい - 2017/04/10(Mon) 21:36 No.2241  

panda.gif表情も含めてボディランゲージの読み解きというのは、赤ん坊のとき以来ずっと学習してきて大人になればたいてい苦もなく理解するようになっているもので、人間に関して積み重ねたその読み解きを、人間は(自分の側に少しの思い入れさえあれば)犬や猫にも非常に安直に不用意に当てはめてしまうのだが、それでもその読み解きには、意識的であるかないかに関わらず、人間のを変換するという一手間が介在している。しかし、猿だと外観または構造が同じためその手間が抜けてダイレクトになる。
しかし、それだからといって、人間を見て学習してきた外見から内面を判断する方法が猿に当てはめてそれが正しいという保証はないし、その証明は相当難しい。


Re: 今日の保坂和志 くま - 2017/04/11(Tue) 19:11 No.2242  

bear.gif手つないでるニホンザルの場面だけ記憶にありました。今は違う読み方ができて自分の成長を感じます!


Re: 今日の保坂和志 おちあい - 2017/04/11(Tue) 22:28 No.2243  

panda.gif読んだことなきにしもあらずな気がしなくもなかったけど、アウトブリードに収録されてたんですね……
成長も後退もわからないけど、今最後まで読んで不覚にも、というのも変だけど、感動してしまったし、改めて自分は影響を受けてきたんだなあ、と感じました。
ぐらさんありがとう。
くまさんありがとう。


今日の子規 投稿者:くま 投稿日:2017/02/12(Sun) 22:34 No.2224  
bear.gif内のチョマが鄰のタマを待つ夜かな


Re: 今日の子規 チイ - 2017/02/15(Wed) 23:08 No.2226  

cat.gifいい


Re: 今日の谷川俊太郎 おちあい - 2017/03/20(Mon) 20:05 No.2236  

panda.gif限りなく沈黙に近いことばで
愛するものに近づきたいと
多くのあえかな詩が書かれ
決して声を荒らげない文字で
それらは後世に伝えられた

口に出すと雪のように溶けてしまい
心の中でしか声に出せないことば
……
<裸身>


今日の小説トレーニング 投稿者:チイ 投稿日:2016/12/30(Fri) 12:36 No.2118  
cat.gifその時、彼はこんな具合だった、ベッドの端に全裸のままで腰をかけ、顔はやや下向き加減に視線を古びた絨毯の柄に這わせたまま「一刻も早くここから立ち去らなければ」と3度繰り返したのだ。

窓の外のネオンの光が、モザイク状に部屋の中に侵入し彼の後頭部を赤く染めていた。それに気がついたのか右腕で髪の毛をまさぐってみた、鏡に映ったその姿は、とてつもなく重大だったはずの何かをその理由もろとも忘れてしまった男のようだった。

事実、彼は失っていた。半刻も前から、今日ここに来るまで肌身はなさなかった下着を。枕の下やベッドの脇、古びた絨毯の下にもぐりこみ部屋の隅々まで探したが見つからなかった。
始めのうち彼はこう考えた、まあ慌てることはない、あの女がちょっとしたいたずら心で、彼の心をつなぎとめるためにやったことだ。この部屋を出てお互い別々の世界に帰っていく間、少しでも彼の心が自分の残像を追いかけるようでいること、そして完全に日常の生活に戻ったあとも欠けたピースを探すような気持ちでいてほしい、と。事実あの女はこう言ったのだ、椅子の背もたれに左肘を引っ掛けて後ろ姿をこちらに向けたまま、私たちまた会えるよね?と。


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/02/16(Thu) 22:36 No.2228  

cat.gifそうだ、また会えるさ、と口に出して伝えたかは今となっては確信はなかった。しかし彼の心にそういう気持ちがあったことは確かだった。いや実際は、もっと積極的に会いたいとさえ思っていたのだ。ほんの数時間前まで縁もゆかりもなかった者同士が出会い、言葉を交わす由も無く肉体が結びつく、その不思議さゆえなのか、すでに彼はあの異国の女を愛おしいと感じていた。


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/02/17(Fri) 08:53 No.2229  

cat.gif距離にして数メートル、ベッドから少し離れたちょうど部屋の真ん中あたりの位置に、色褪せた木目の背もたれ椅子がポツンと置かれている、女はその椅子に座って背を向けたまま煙草を吸っていた。


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/02/18(Sat) 11:40 No.2230  

cat.gifベッドに横たわったままの彼からは、女の表情は見えなかった。長く美しい黒髪が横顔を隠すように垂直に床に向かって落ちていく、その微塵も動かない毛先を凝視していると時間が止まっているかのような感覚に陥りかけた。


Re: 今日の小説トレーニン... くま - 2017/02/19(Sun) 12:37 No.2231  

bear.gif「肌身はなさなかった下着」の出番は…


Re: 今日の小説トレーニン... チイ - 2017/02/19(Sun) 22:54 No.2232  

cat.gifそのうちでてくるはず


Re: 今日の小説トレーニン... おちあい - 2017/02/20(Mon) 21:36 No.2233  

panda.gifテスト。


Re: 今日の小説トレーニン... おちあい - 2017/02/20(Mon) 21:39 No.2234  

panda.gifすみません、自分で削除できるか試したのですが、できませんでした…


Re: 今日の小説トレーニン... くま - 2017/02/21(Tue) 08:56 No.2235  

bear.gif削除したい書き込みの右端にあるNo.番号と自分の暗証番号入れて訂正か削除を選ぶよ。今度一緒にやってみましょう


かつてのカネフスキー 投稿者:くま 投稿日:2017/02/16(Thu) 13:02 No.2227  
bear.gif会場に集まった内気な学生たちから何の質問も出てこないと見るや、彼は「じゃあ、ぼくのほうから君たちに質問していいかな?」と切り出した。「君たちが子供についての映画を作ることになったとする。そこで一言で子供時代を定義してくれないだろうか。映画を作るための鍵になるような言葉を一言で言えば、それは何だろう?」会場は思いがけない質問に戸惑って、まともな答えは返ってこない。そこでカネフスキーのほうからおもむろに、「じゃあぼくが答えよう。それは”動き”さ。子供ってものはいつも動き回り、走り回っているものじゃないか。だから映画というものは、この動きによって生命を得なければならない。カメラマンも、映画製作スタッフも、みんな子供と一緒に走らなければならないんだ」


今日の大佛次郎 投稿者:くま 投稿日:2017/02/14(Tue) 15:34 No.2225  
bear.gif ほんとうに、まもなくふゆがくることでしょう。このなつうまれたばかりのこねこたちは、まだふゆにあったことがなく、しもやゆきもしらないのでした。しかし、じょうぶでいきていればこのよのなかがどんなときもたのしいし、よいものだとしっていましたから、あさおきるのをたのしみに、ぐっすりと、よくねむるのでした。いつもめをさますと、きのうとちがうあたらしいあさがきています。
 しろきちもスイッチョのことをらいねんのあきがくるまでおもいださないで、あしたはげんきににわをとびまわってあそぶことでしょう。うつくしいあきばれのひがつづいています。


今日の「キース・リチャー... 投稿者:くま 投稿日:2017/01/03(Tue) 17:17 No.2120  
bear.gif電話はとんちんかんなのが一つ来ただけだった。いなくなって一カ月も放っておいてようやく貼り紙をするような飼い主に私なら連絡しない、だいいちこの猫は「いなくなった」とも「逃げ出した」とも書いてない、「来なくなった」と書いてあるじゃないか!


今日の保坂和志 投稿者:チイ 投稿日:2016/11/20(Sun) 12:49 No.2112  
cat.gif小説を書くという行為の中で本当の意味で身体を介在させることができるのは、風景だけなのだ
激しい運動として書いたり、抽象的概念を呼び寄せたり、そこに経験や知識や、あるいは書き手自身の世界に対する手触りといったものを重ね合わせなければ書けないのが風景で、それが小説家の『身体』なのだ

これらいかにも自然に見えるものの中に含まれている不自然さ=強引さが、小説家の身体性の反映であり、それが文体なのだ
そして、これが小説の全体(あるいは小説の生成)を支える力となる。

私がこういう意味での文体にこだわるのは、小説というのがそこに書かれていることを読み手に実感させなければならない媒体だからだ


Re: 今日の保坂和志 チイ - 2016/11/20(Sun) 12:53 No.2113  

cat.gifこんなこと保坂さん以外にちゃんと言ってるの見たことない
書きあぐねている人のための小説入門から


Re: 今日の保坂和志 くま - 2016/11/30(Wed) 16:52 No.2114  

bear.gifすごいな。こんなこと考えてる人はいるのかな。思っても表すのが、、

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